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輸入グッピーを飼おう!



2.輸入グッピーの種類とお店の水質

前項で、シンガポールのグッピーファームは高PHの硬水で飼育されていると書きました。
では、実際、われわれが直接購入する、お店の水質はどうなっているのでしょう?

このグッピーは近所のホームセンターで購入して来たものです。
この水は塩水?それとも淡水?
ねんのため、水道水のPHを先に計ります。
ちょっと見づらいですが、PH7.0。見事な中性です。

それでは、袋の中の水を計ってみましょうね。
案外、誰もやらないんだよね、これ。

輸入グッピーが入ってる水の水質。調べたことある?
じゃじゃん。PH6.7。
水道水より低いじゃん。

あーらビックリ。しませんが。(笑)

熱帯魚店で粗塩を入れたり珊瑚砂を敷いたり、といった工夫はあるかもしれません。でもホームセンターじゃまず絶対普通に水道水を使っていると思います。病気の予防に色素系の薬はよく入ってますけどね。(治療だったりして。うわぉ)

さて、高PH、高KHで出荷されるグッピーファームの水は、どの時点で違う水質に換わってしまうのでしょう?
わたしは単なるシロウトなので全く知りません。ただ、さまざまな場所で換わっている可能性があります。まずファームは1つではありません。複数のファームはそれぞれ水質が違うはずです。お互いライバルに情報公開しているわけは無いでしょう。それぞれのファームから直接シッパーへ届けられるのかどうか知りませんが、シッパーのところでは当然換水され再封されます。そしてシッパーによって輸出され日本の問屋へ入ります。ここでも当然、換水されます。間に問屋がいくつ入るのか分かりません。日本の商売フクザーツネ。(笑)
輸入グッピーは単価が安く出足が早いので、水合せも適当だと思います。が、見たわけじゃないので書きません。
ファームの出荷前から餌は切られています。最終的に小売店で水槽に入れられ販売される段階では、長旅の末、餌も無く体力を使い果たしたヘロヘロな状態で、PHショックによるダメージを受けています。そうでなくても、お世辞にも良い状態とは言えませんよね。



この絵はものすごく適当で、どっちもシンガポールグッピーみたい。(笑)

こんなことを書き出すと、アホかと思う人も多いでしょうけど、実は輸入グッピーにはさまざまな種類がいます。

これは意外と知らずに飼っている人が多いので触れざるをえないのですが、ホームセンターでオス水槽とメス水槽に分かれてる色とりどりのグッピーは、実は全部違う種類です。

きちんとした系統があるグッピーも雑種のMIXグッピーもいます。
問屋段階までは品種別にパッケージされています。小売店でオスメスの区別だけで、ドチャーと同じ水槽に入れられるわけです。雌雄分けられても、当然対応するペアはいるんです。モザイクにはモザイクのメスが、シンガードラゴンにはシンガードラゴンのメスが、ダイヤモンドにはダイヤモンドのメスがフラミンゴにはフラミンゴのメスがパイナップルにはパイナップルのメスがマルチタキシードにはマルチタキシードのメスがいます。

あー、でもこの段階で、どれがほんとのペアか分からなくなっちゃったー。
輸入グッピーを正しいペアで飼おうなどという発想は、国産グッピーを飼ってる人の発想です。
輸入グッピーを買う人のほとんどは、これからアクアリウムを始める人か、始めて間もない人。要するに初心者さんです。

なので、適当なペアを選びます。(当たり前ですね)
適当に選んでも生まれてくる仔は、親と同じように綺麗な仔だと思っています。雑種と言われても、どんな雑種が生まれてくるか楽しみでしょうがありません。

ところが、世の中、そんなに甘くないんだな。
適当に選んで綺麗なグッピーが作れるなら、メンデルの法則も実地の経験も性染色体も常染色体もなーんも必要ないじゃん。グッピーの交配は、地道な努力と改良、経験と遺伝子理論に基づく異品種の掛け合せによって行われているのです。MIXグッピーだって、綺麗に出来たものだけを選んで出荷されてます。

でも熱帯魚飼育において、タンクの中で仔が産まれること。これは、アクアリストにとって最大の喜びであり、感動の瞬間です。グッピーは卵胎生魚であり、お腹の中で卵を孵してから体外へ出します。あらゆる熱帯魚の中で、最も簡単にその喜びを味わうことの出来るさかななのです。この喜びは、大変価値のあるものです。産まれた仔は大切に育ててあげて下さい。感動を与えてくれた仔たちなのですから。

ただ、カラフルだなあと思える輸入グッピーにも、それぞれ品種名があること、本来、対応するメスもいることは覚えておいて下さい。尾ひれが単色のタキシード系なら割と分かりやすいので、注意してメスを観察すれば、ペア抜き出来るかもしれません。(なかなか見抜けるものじゃないですよ。特にグラス系モザイク系のメス。水槽内に残ってるとも限らないし)

同品種のペアにこだわる発想自体が特異なのかもしれませんけどね。

熱帯魚店では、輸入グッピーを品種別ペアで販売しているところもあります。かなり割高です。設置スペースと経費の問題でしょう。
国産グッピーと称し、逆輸入品(国産グッピーを東南アジアで育成したもの)を売っているホームセンターやペットショップもありますね。こちらはもっと割高ですが、丈夫だし輸入グッピー特有の病気にもかかりにくいようです。

一般にオス・メスのみを分けるのは、販売水槽で雑種の仔を作っても商品価値が無いのと、省スペース、派手な体色がさまざまに泳ぐキャッチポップ効果を狙ってのことです。

はいはい。能書きたれるのはこれくらいにして、次回からは実地。まず選ぶ前の注意点です。


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