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輸入グッピーを飼おう!


6.グッピーを飼ってみよう・水槽投入編


ボケた写真になってしまいました。シンガポールを代表するグッピーの1つ、ゴールデンレッドテール、通称「フラミンゴ」ですね。国産のアルビノレッドテールなどを見慣れた人からするとしょぼすぎでしょうが、発色は鮮やかです。え?ゴールデンじゃない?え?

輸入グッピーを本水槽へ移動するにあたり、初期段階限定で、使ったほうがより良いと思われるアイテムが2つあります。

Tetraアクアセイフと、亜硝酸検査紙(または亜硝酸検査薬)です。
2週間の検疫期間を終えたグッピーたちは、元気いっぱいです。本来、輸入グッピーは国産グッピーに比べても、見ていて楽しくなるくらい活動的なのです。

彼らを水槽へ移すに当り、同じ自宅の水とはいえ、軽い水合せはしたほうが良いでしょう。(温度、水質が若干違うと思います) この時の水合せは写真のような丁寧なものでは無く、1,2分で済ませてしまってOKです。

その際、水合せするプラケースへ、アクアセイフをたっぷり入れます。規定量の3倍以上を入れてから、軽く水合せし、水槽へ移しましょう。

アクアセイフは粘膜保護材です。
水槽初立上げの際は、慎重にやっているつもりでも、経験者から見るとかなり大胆に無茶している場合があります。結果的に、さかなの粘膜に負担をかけてしまうケースも多いです。粘膜剥離は病気に直結しますので、水槽立ち上げ1か月くらいは、水替えの度、規定量使用したほうが良いと思います。

アクアセイフを検疫時に使わないのは、殺菌薬の効果が薄れるからです。
例えば火傷した時、患部にワセリンを塗った上から薬を塗っても効きませんよね。同じことです。

水槽内に病気が発生したら、薬の投入前に水替えし、使用は控えます。

通常、ろ過システムを全く持っていない水道水は、2日ほどで、このようにドヨ〜ンと濁ります。
これは見た目も悪いですし、水質としても混沌としており、良い状態ではありません。底に溜まった糞も分解されずに残っています。
プラケでの検疫期間は全換水すれば済むことでも、水槽であれば、この段階を飛ばすわけには行きません。水槽で毎日全換水していては、それ以上先へ進めなくなってしまいます。

そこで、水槽では、1/3程度換水して、その場を凌いでいきます。

不安でしょうがない場合、この濁りは、活性炭、麦飯石溶液などの吸着材で取り除くことが可能です。但し、アクアリウム用品の中には、全く効果の出ない粗悪品も多々存在するように感じます。

また色素系の殺菌剤は吸着されてしまいますので、薬と吸着剤(または吸着材を含むろ材)の併用は不可です。

濁りを取るため市販バクテリアの使用も良いですが、換水でくみ出されてしまいますから、定期的な投入が必要になり、高価なものになります。

ろ過サイクルが完成するまでの間、亜硝酸増加に注意しながら、立ち上げ1か月程度の粘膜保護材使用と換水だけで乗り切って行くのがベストだと思いますよ。

次に必要なのは亜硝酸検査紙(液)です。
水槽のろ過システムは、さかなが出すアンモニアを酸化して亜硝酸イオンに変換する「亜硝酸菌」の発生、亜硝酸イオンを酸化して硝酸イオンに変換する「硝酸菌」の発生を経て完成します。

初心者は見た目の透明度ばかりを気にして、水道水が一番綺麗な水だと思い込みがちですが、水が出来て行く過程で一番面倒なのは、水槽立ち上げから2週間以上経過し、水槽内に亜硝酸イオンが蔓延して来る時期です。

この頃には水の透明度は高くなっていますが、実際には写真のような状態になっています。

幸いグッピーは亜硝酸イオンに比較的耐性のある魚ですので、これが直接の原因となって死亡することは稀ですが限度があります。あまり増えすぎないよう亜硝酸イオン発生後は、数値が下がるまでの間、毎日1/3程度の換水が必要です。

亜硝酸が急激に増加を始めた時も、活性炭などの吸着材が吸い込んでくれます。
一時しのぎに使ってみてもいいでしょう。

もちろん、その間に病気が発生し殺菌剤を使用した場合は、ろ過細菌も殺菌されますので、振り出しに戻ることになります。

この写真を見て下さい。
プラケースの水は、ちょっと茶色いですが、決して悪い状態ではありません。それなりの透明度もありますし、糞も分解されています。

反対に外側の水は、生き物などいないのに、白く濁っていますね。
これが「生きている水」と「生き返ろうとしている水」の違いです。塩素殺菌された水道水は「死んでいる水」です。死んでいた水が生き返り機能するまでには、魚や水草、微生物などの呼吸や代謝、追随するろ過細菌の繁殖が必須です。

順調に立ち上げ1か月を経過した水槽は、ろ過細菌も繁殖し、病原菌が繁殖しにくい環境が整って来ます。
それまでの間は水質も不安定で、病気が出たりするでしょうが頑張って下さい。いつまでもそんな状態が続くわけじゃないのだから。

実はわたしが一番最初に立ち上げた40cm水槽です。
グッピーにはスプライト、ということで、アメリカン・スプライトを植えていますがグッピーは入っていないという。アクセサリーゴテゴテなのが初々しいですね。

ライトは15w1灯式で、水作の投げ込み式でろ過してます。てゆーか、この段階じゃろ過なんてしてないな。
ろ過システムとは、ろ過器のことを言うのでも、ろ材のことを言うのでもなく、水の熟成度、水草の浄化能力と換水サイクルなど人為的なものも加味したトータルのシステムです。
ろ過=ろ材、フィルターの性能と思い込んでる人が多すぎますよ。ろ材の良し悪しでろ過バクテリアの量が変化しますか?糞の量で変化するんじゃありませんか?ろ材が悪いとバクテリアは生まれないんですか?
と初心者の方を混乱させるような記述はさておいて。

下の2本は60cm、その下は45cm、その下は左40cm右45cm規格水槽の写真です。

水槽立ち上げや器具の種類、設置方法、水草のレイアウトなどは、初心者を対象として懇切丁寧に説明されている素晴らしいサイトがありますので、そちらを参考にされると良いでしょう。
赤ゴルゴさんの「魚のきもち・・・」です。初心者の方は是非一読されることをオススメします。

ステキな水槽で、可愛い輸入グッピーたちが泳ぐ姿は見ていて飽きないものです。



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