インプレッション 本・書籍 1  2002.03.21  4/6追加

DER GUPPY (Poecilia [Lebistes] reticulata)
著者:Dr.Hans-Gunter Petzold
発行:1967年

内容凄すぎ。1967年の本なのに、スワローの写真が載ってる!
しかも ♂XcpYds x ♀XchXch =  ってなんだよー! 俺たちが今、へえ〜とかありがたがって拝聴してる話って、結局、35年も前の本を小出しにされてるだけなのかぁ?エロンガートゥスを始め、最近になって聞き始めた遺伝子記号や名前は全部出てるし見慣れないものも多数ある。グッピーの知識ってドイツ語出来る人と出来ない人で雲泥の差があるってことですね?
この本は、ドイツにいる義経さんがグッピー協会会長のクラウスさんから購入した書籍の中の1冊を譲って頂いたものです。

原色熱帯魚図鑑
著者:牧野信司
発行:1956年


左がカバー、右がハードブック本体です。
はっきり言って、メチャクチャ面白いです!(除・熱帯魚ページ)
当時の温室や珍妙に見える暖房器具、水槽、砂、照明などの写真が載った巻末が特にすごい。イオン交換樹脂、PH測定器、残留塩素測定器まである(外箱木製)。ブラインシュリンプの孵化やインフゾリアの湧かしかたも写真で載っていてあなどれません。
ネオンテトラの稚魚が石にぶら下がる図や、ベアタンクに水草を入れる方法など、ちょっと異様な図もあります。温室の作り方、白点虫の図、病気の種類など、非常にマニアックに書かれています。
もちろん、現在の基本的な熱帯魚、有茎草を網羅。45年も前の本だからと言って、決してあなどれない内容です。

写真はグッピーのページ。またの名をレインボー・フィッシュと呼ばれ、メスはオスの3倍になると書いてある。最近は改良されて、背びれや尾ひれに色の付いたメスも出てきた、そうですよ。

写真は上と二段目左が普通種。(ワイルド?)、順にレース、シングルソード、ベールテール、ダブルソード、ジャイアント(なに?)、ファンテール、ゴールデン、だそうです。
ジャイアントは他のグッピーより一回り大きい、ファンテールはうちわのような尾と書いてありますがワイルドと同じに見えます。カラー写真というより、塗り絵に等しい。

続・原色熱帯魚図鑑
著者:牧野信司
発行:1961年


前作との間に改訂版が発行されましたが(上の写真)、対応出来ないほど熱帯魚の種類が増えたので続編を出したのだそうです。写真が途中から白黒になってしまった。続編だけあって、ツメガエルまで網羅してます。

今回の目玉はやっぱり巻末の人口配合餌の作り方!
凄いですよー。材料(サナギ粉、サクラエビ、獣肉肝臓、乾燥鶏卵黄身、レタス、チシャ、ホウレンソウ)
さて、ここで紹介する写真は、クラウン・コリドラス、オトシンクラス、ファロウエルラです。
オトシンクラスには、他にアーノルディ、ビタタスの2種がいるが、輸入されていない。なるほど。

今回はディスカス、エレファントノーズ、電気ナマズの解剖写真も凄かったです。
有名なアナバス伝説の紹介も頭部の解剖図解と共にありました。
こちらには、水草の紹介はほとんどありません。

写真や資料を見たままで記事にしちゃったような箇所も多数あるような気はしますが、情報伝達が悪い時代に写真や資料をかき集め、図鑑を作り上げた功績は大なのでしょう。

この2冊は父の蔵書です。未だにバイブルらしく、熱帯魚を再開した時も熱心に読んでいました。値段1200円。発行から随分重刷された版です。他に無かったのでしょうか?それとも当時憧れの本だったのでしょうか?今これ読んでもなあ・・魚の紹介は表面的すぎるし、名前は全然違うので、熱帯魚図鑑としては役に立ちません。(当たり前)

ワイルド・グッピー&卵胎生メダカ
著者:PISCES
発行:2002年


あとがきにもある通り、題名に「ライブベアラー」を使えなかった事実こそが、いかにもマイナーなライブベアラーの現状を表しています。

本書は、ワイルド・グッピー、卵胎生メダカ、真胎生メダカをザッと一通り紹介するに留まっており、その意味では「ライブベアラー」の品種紹介書です。ただ、今迄、名前しか知らなかったさかなを一望出来る貴重な本です。

ワイルドグッピーに関して言うと、撮影された個体がとにかくショボイです。これを見て、ワイルドグッピーの素晴らしさを実感出来る人は少ないでしょう。グッピーはやっぱりブリードされてなんぼのさかな、と思ってしまうような写真ばかり。「ビター’94」を紹介しながら日本の帰化個体を載せていないのもなんかムカつく(倫理上の問題があるので載せたくないのだとは思いますが)。メスの写真が無いのも不満。

ありきたりな飼育環境にページを割くなら、もうちょっとマニアックにやって欲しかったというところが実感です。

グッピー総論
著者:PISCES
発行:2001年


ピーシーズの新しいシリーズProFile100のvol.1です。100冊出るんでしょうか?
このシリーズの特徴は、なんといっても価格。キーパーズガイドは薄くて高い、まさにマニアのための本ですが、こちらは1冊なんと500円。安いからといってなめてはいけません。稚魚のカラー写真が雌雄別々に紹介されてる本はこれだけです。

しかも最新刊ですから、他の本には載っていないスノーホワイトやスチールブルータキシードも載っています。飼育方法や器具、管理、病気対策、餌、ブラインシュリンプの孵化、繁殖、選別についても一通り学ぶことが出来ます。

とりあえずグッピーに足を突っ込んじゃった人、飼育書に払うお金なんて500円で充分と思う人は、是非これを購入して勉強してみて下さい。やはり飼育書の1冊くらいは手元にあったほうが良いですよ。

プレコの仲間
著者:松坂實、奥津匡倫
発行:1996年


これぞプレコキーパーのバイブル!というより、これ以外にプレコの本って無いですよね?
雑誌等でお馴染み、インペリアルゼブラ、マツブッシーなどの発見者でもある世界の冒険ジジィ(失礼)松坂實さんが書いた冒頭と巻末の文章はプレコの飼育に遥かアマゾンへの夢を与えてくれます。

本書は品種別の紹介と、飼育方法、水質、病気と対策、餌、繁殖、混泳、Lナンバーが記述されており、内容の濃さはキーパーズガイド中ベストの仕上がりだと思います。

でもやっぱり古くなってきちゃったですね。新刊、または改訂版の発行を望みます。

コリドラス
著者:後藤正生、松坂實
発行:1997年


ピーシーズのトロピカル・コレクション第一弾。冒頭、採集家マリオ&マルコの採集現場写真からもうシビレる。松坂實氏がFHOさんと繰り広げる「南米アマゾンにコリドラスを求めて」で心はもうパンタナル。

グループ別に品種紹介があり、コリドラスを飼育するのに必要である一般的な記述も全て、事細かに載っています。このシリーズの特徴はハードカバーで紙の質も良く、カラーページが多いところ。巻末のINDEXで検索図鑑としても使えます。

この本もコリドラスキーパーのバイブルでしょう。コリドラスが大好きな人は絶対買いなさい。え?雑誌の特集で充分?うーん。そうかもしれない。(笑)

世界のナマズ
著者:江藤勝康
発行:1999年


素晴らしい!世界のナマズが一望出来ます。ナマズファンには堪えられない一冊。
分類別に品種紹介があります。ナマズ類は非常に種類が多いので、とりあえず紹介のみに終わっていますが、チャカチャカの繁殖、スポッテド・ブルドックフィッシュの繁殖などといったマニーなページもある。

もちろんナマズ検索図鑑としても使えます。
タイガーショベルノーズやピライーバ、ドラードキャットに胸躍るのはわたしだけでしょうか?

プレコ、コリドラス、オトシンクルス、ロリカリアといったお馴染みの面々も一通り楽しめます。

グッピーの飼い方・育て方
著者:小林伸一
発行:1999年


おそらく最近のグッピーの飼育書としては、最もポピュラーな存在なのではないでしょうか?小さな書店でも夏になると平積みになっていたりします。

山田洋さん率いる信州潟Oッピー各店の品種や東南アジア種をカラー写真で紹介した後、混泳可能、混泳が難しい熱帯魚の一覧、グッピー飼育に適した水草の紹介、水槽レイアウトの写真、グッピーの歴史から飼育に必要な知識、交配に必要なX染色体Y染色体上の遺伝子紹介、コンテストの様子と今後の考察、病気と対策など、この一冊で、グッピー飼育の一通りを知ることが出来ます。

グッピーの入門書としては最適でしょう。
本当は、アクアートで有名な山田洋さんご自身によるグッピーの本が読みたいところです。FM誌に連載されてる「突然変異のグッピーたち」には時々、とんでもなく驚異的な記述がありますよね。

GUPPY BASE−BOOK VOL.1
著者:筒井良樹 他
発行:1997年


なにも言う必要は無いでしょう。まさに日本グッピー界のバイブル。この本を読まずしてグッピーを語る無かれ。この本の記述を理解せずして遺伝を語るなかれ。

なのでわたしには何も語れません。

何度読んでも、見るたびに新たな発見があるところは凄いと思います。筒井氏がお書きになった部分は勿論、どのページにも未だなにがしかの発見がある。

年鑑と書きながら1冊だけのベースブック。いよいよVOL.2の登場らしいです。ワクワクですね。

グッピーを楽しむ
著者:岩崎登
発行:1996年


「グッピー専科」「グッピーの美」と続いてきたマリン企画の「岩崎三部作」。その中では一番新しいものです。ハードカバーで半分が写真、半分が飼育の基礎的な知識になっています。

冒頭、グッピーの歴史や飼育の歴史が書かれています。次にボディカラーの形状や尾ひれの色彩、模様を写真で紹介。次に代表的な品種の紹介。この一連の記述はありそでなさそな資料で、丸写し、スキャナー取り込みなサイトも一部に見受けられるほどです。

写真は所沢の他、全国で撮影されており、さすがに綺麗ですね。「飼育の基礎」では、基礎的な飼育と維持の方法と器具紹介のほか、選別、遺伝、ボディバランス、コンテストについても丁寧に紹介されています。

「グッピーは飼育者自身の鏡」という言葉にも驚かされます。うちのグッピーは、帰宅すると「餌!餌!餌!」と殺到した挙句、勢い余って水槽から飛び出してしまいますが、わたし、そんなに飢えてないですけど。

新しいとは言えない本に\3,000出せる人なら、「ファースト・グッピーブック」として良いものでしょう。

熱帯卵生目高研究所パンフレット 1990〜1998

わたしは10枚しか所有してませんが、それ以外にあるかどうかも知りません。グッピーが載ってるのは1990年のパンフからです。卵研のメインは卵生メダカとオリジナル・ベタですので、グッピーは少量しか載っていません。

どう見たって固定率はおろか、たまたま出現したものを載せて名前付けてるようにしか思えないヤツもいます。これが「総天然色ぅ」みたいな色彩の写真と相まって、さながら「怪獣グッピー図鑑」。おもろいわぁ。


次の本へ
戻る




[PR]看護師の好条件求人なら:転職活動不安ですか?なんでも相談OK!