
にがりでグッピーを飼おう!2003.09.28
注・この企画はテキトーな思いつきとロクに調べてもいない講釈で成り立っています。あくまでおちゃらけ。本気にしないでね。
1.にがりとは?
1.成分
海水から塩化ナトリウムを精製し食塩を作るとき、副産物として出る「粗製海水塩化マグネシウム」を主成分としたもの。
つまり、海水を煮詰め、塩が結晶化した後の残りものです。
戦時中は、飛行機の機体を構成するジュラルミンの原料として、この粗製海水塩化マグネシウムが使われ統制されていました。海水から飛行機。気が遠くなりそ。
たんぱく質を凝固させる働きがあることから、豆腐の凝固剤として使われます。
2.なぜにがりブームなのか?
中性脂肪を分解する酵素を無効にするので、血液中に中性脂肪を蓄えない。らしーから。
マグネシウムには、新陳代謝を高めストレスを低下させる効能があると言われ、食物を洗うと溶けてしまうので体内に入りにくい。人体に必要なマグネシウムの量は1日あたり300mg。ひじきに換算すると茶碗1杯分。にがりだと5滴。
3.なぜにがりは現代人の口に入らなくなったのか?
日本では長らく必需品である塩の保護と技術水準安定のため専売制が敷かれておりました。
ずっとイオン交換膜製塩法により純度99%の塩化ナトリウムが食塩として使われておりましたが、専売制度が無くなった現在は多様化しています。
にがりは塩化ナトリウムを包む形で塩味を緩和します。口当たりがまろやかになることから、「美味しいと言われる塩」はにがりを含んでいると思われますが、世界各国から輸入されているのでばらつきは大きいでしょう。赤穂の塩などと名をつけられていても、粉末のにがりと塩化ナトリウムを再度溶かして煮詰めただけのものだったりする可能性もあり、「昔ながらの製造法」等、なんとも言えない部分はあるかも。
4.にがりを舐めてみる
にっげーよっ!とにかく苦ええええええっ!半端な苦さじゃない。しょっぱくはないです。ひたすら苦い。
5.なぜにがりをアクアリウムに使うのか
そーいう企画を思いついたから。
6.そんだけかいっ!
粗塩は汽水に近い状態がベストと言われるグッピーにおいて必要不可欠なものです。
ちょっと体調を崩しているように見える、明らかに病気の初期症状だと思われる、なんか元気が無い。そんな時、必ず用いられるのが粗塩です。
でも塩分濃度は浸透圧と直結していますので、入れすぎたり少なすぎても逆効果に働いてしまいます。
粗製海水塩化マグネシウムを主成分とした「にがり」は塩分を除いた海水の残りです。
塩化マグネシウムの他、微量ですが塩化カルシウムなど豊富なミネラルを含んでいます。ミネラルてなんか体に良さそう!
いーかげんな思いつきによりますと、浸透圧を変えず、グッピーの体調を整えてくれる、粗塩より手軽に使える「万能薬」になる可能性を秘めているのだ。(めっちゃテキトー) それはともかく、塩とにがり、揃って初めて海水になるわけで、その薄まったものが汽水であろー。
7.とにかく思いつきですから
いいじゃん。
塩のほうが安いし、特に常備しなくても家庭にはあります。
国産グッピーなんてものは塩化ナトリウム99%の食卓塩だけぶっこんどいても、すぐ元気になります。
ですから、こーいうのも使えるかもよ、てことですな。
仮に効き目無くたって、毎日5滴を味噌汁に垂らせば、きっと健康になるでしょー。
2.測定
1.測定方法
わたしの持っている測定試薬機器の中で、この場合使って意味がありそうなのはPHメーターとKH測定液です。
アクアリウムにおけるKHの値は、単純に割り切ってしまうと水のアルカリ度です。
KHの値が低いと、PHが下がった時、緩衝する材料がありませんので、とめどもなく下がる。
つまり、わたしの住んでいる名古屋の水(KH0)ですと、ダラ下がりに下がって、1週間でPH6.8からPH4.5まで下落したりもするのですが、まあそれは別の実験ですわね。
歯止めをかけようと思えば、珊瑚砂を入れて、炭酸水素イオン生成の素材を与えてやれば良いと思います。
さてKHですが、GHとの関係もイマイチ理解出来ません。マグネシウムイオンが増えれば水の総硬度は上がる、すなわち素直にGHは上昇するでしょうが、カルシウムイオンはさして含まれておらず、KHに反映されるかどうかも知りません。
ということで、PHのほか、一応KHも計りますが、その数値に意味が見出せるのか、あっしにゃ分からへんな。(陰)
では実験開始っ!
2.測定
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今回使用する「にがり」 品名・本にがり100ml 売価¥278 購入場所・近所のスーパー 製造・赤穂あらなみ塩株式会社 |
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原材料・粗製海水塩化マグネシウム 賞味期限・二年後くらいの日付 そのままで飲用しないで下さいって、こんな苦いもん飲めるかボケッ! |
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まず水道水1リットルを用意します。 カルキ抜きし、pHを測定。 pH6.9 |
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にがりを1滴。pHに変化なし。 めんどくさいので一気に4滴。計5滴入れて、かきまぜ、測定。 |
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なんとpHが下がりました。数値にすると0.3ですが、てっきり上がると思っていたのでビックリ。 念のため、バケツの水を計り直してみたところ、水道水はやっぱりpH6.9です。 |
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さてKHですが、測定液を1滴垂らしたら黄色くなった。KH0でーす。 何も変わりません。あーやっぱりわかんない。 この後、意地になって、にがり5滴、更に5滴、と追加しました。計15滴です。 でも最初のようにpHに劇的な変化が現れるわけでもなく、最終pH6.5でした。KHは終始0のまま。 KH検定液、腐っとるんとちゃう? だけどね。舐めてみたら、味だけは明快に変わったぞ。 まず、舌に貼りつく感じ。ザラつきます。原液の苦さは無いものの、「ものすごく美味しいヨーロッパの名水」を飲んだ時のウッと来る違和感にちょっと似ている。のど越しも引っかかるみたいで最高!に悪い。 |
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グッピーほりこんでやった。 かなり戸惑ってますが、踊り狂ったりキリキリ舞いはしませんでした。 固まっています。 |
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まあ住めないわけでもなさそうですね。 |
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そこで、2リットルのプラケに20匹弱を入れ、にがり30滴垂らしてみました。 固まっています。みなさん、ひたすら固まっています。 1時間経過。 なんとなーく具合悪そうね。多くが底に沈んでいます。 |
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測定の仕方が悪いのかもしれませんが、絶対に総硬度は上がってるはずなのにGH測定液が無いため、目視の答えが出せません。しかも、なぜかpHは下がる。 pHが下がってはいかんですから、全面的に塩の代わりになるようなものではなさそうですね。塩と併用でしょう。 量も1リットルに対し、3〜5滴程度が無難そうです。 機会があれば追加レポートしてみたいと思います。 にがりのおかげで助かった、なーんて明快な答えは出ないでしょうけれど。 |